タコ 八腕形目  マダコ科
釣り方
⇒タコ掛

食べ方
刺身・酢の物・煮物

 海づり公園周辺にいるタコの仲間には、マダコ・イイダコなどがいますが、釣れるのは主にマダコです。
 タコの好物はカニです。カニを見つけると飛びついて抱きかかえ、殻だけ残して綺麗に食べてしまいます。ですから、タコ掛けのエサにはカニを使います。また、アジやフグ、手羽先も有効です。タコ掛けのポイントはつり台を歩き回って底を丹念に探ることです。タコの近くを仕掛につけたカニが、生きたカニのように動くと、タコは必ず飛びつきます。
 タコといえば明石ダコです。明石ダコは潮流の激しいところに棲んでいるため、身が締まって美味しいことで有名です。海づり公園周辺も大変潮流が速いので、明石ダコに負けないくらい美味しいと言われています。
 また、タコは卵を守ることでも有名です。タコは9月頃、卵を岩の間や時には蛸壺の中に産みつけますが、その卵は藤の花が垂れ下がっているように見えることから、「海藤花」とよばれています。母ダコは産卵後約1ヶ月間、飲まず食わずで卵に新鮮な水を供給したりしながら外敵から卵を守ります。そして、卵がみんな孵化する頃には、力尽きて死んでしまいます。 

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