マルハギ フグ目・カワハギ科
釣り方
⇒ハゲ掛(須磨)
⇒投げ釣り(須磨)
⇒ちょい投げ(平磯)
⇒探り釣り・胴突仕掛

食べ方
煮付け・唐揚・鍋
 釣り人の間では「丸ハゲ」とか「丸ハギ」と呼ばれる方が多いようです。本州中部以南に分布し、海づり公園では9〜11月頃良く釣れます。
 カワハギは、おちょぼ口のかわいい魚で、目の上には棘が1本あります。この棘は第一背鰭の棘で、立てたり寝かしたりすることができます。この棘は、大きな魚に飲み込まれた時、その口の中などに刺さって、外に吐き出させるのに役に立つようで、カワハギの身を守る武器になっています。また、カワハギの雄は第二背鰭の第二軟条が糸状に長く伸びており、このことで雌と見分けることができます。
 カワハギは白身の美味しい魚で、鍋物や煮つけ、大きなものは刺身にして食べます。また、この魚のキモ(肝臓)は大変美味しく、釣れたてのものなら生で食べる人もいます。
 カワハギは、硬い皮膚に覆われているため、料理する時は口の先のほうから尾に向けて皮を剥ぎます。この皮は、ザラザラでとても硬く、サンドペーパーの代わりになる程です。また、この皮を乾かした後、表面のザラザラを刃物などで削り取ると、薄い半透明の皮が残ります。これがサビキ釣りの針に使われているハゲ皮になります。

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